今後のメタの変遷について
2014年7月22日コメント (6)はさみ親和の登場はおそらく今後のメタを回すことになるだろう。
もともとBG系のデッキに対して強い高速展開、高クロックのアーキタイプだった親和。
弱点といえば、低タフネス、単体のカードパワーにムラがあること、息切れがしやすいことがあげられるが、それゆえに双子系のデッキにはサイド後苦戦を強いられてきた。
双子デッキは生物の除去を基本的には火力に頼っているため、ダークスティールの城塞につかずとも、はさみのついたアーティファクトに対処するのはかなり厳しくなっている。そのため序盤の展開によってはサイド後であっても双子に対して優位に立ち回ることができるようになった。
昨日のPTQでははさみ親和と4回マッチアップすることになったが、大きく分けてはさみに対する見方は二つあるように感じた。
1.追加の頭蓋囲い
親和の圧倒的火力は頭蓋囲いによるところが大きいのは周知の事実だが、従来は4枚の頭蓋囲いをもの読みで探しに行くプランが採用されていた。もの読みの枠をまるまるはさみに変えることで、ドローを打たずとも頭蓋囲いを手札に加えやすくなる。
2.横並びデッキからぶち切れ火力オールインモードへの推移
親和デッキには鋼の監視者や刻まれた勇者のような低P/Tで、やや不安定なカードがある(勇者は盤面が整っていない場ではただの2/2、監視者は横にならんでなんぼ)。それらを抜きはさみと爆片破を採用することで、より爆発力を高め、以前よりもキルターンが安定して少なくなるいわば’ニュー親和’の中核パーツとなる可能性がある。
昨日はこのタイプのデッキにダブマリのはさみ親和に3キルされたしほんと理不尽、あたまおかしいと思う実際。
今後はリストがさらに洗練されて、親和にも
安定性とシナジーを追求した従来型とぶち切れモードの2種類のあーきたいぷが生まれるかもしれない(それかどちらかは淘汰される。)
親和を相手取る他のアーキタイプとしては最速2ターン目に殴ってくる破壊されない5/5や、絆魂飛行5/5に対してどう対処するかが重要になる。
簡単に対処する方法は
流刑への道、突然の衰微、装備スタック1マナ除去、四肢切断、バウンス、自然の要求
あたりがあげられる。
マナ域が上がれば、不忠の糸や青コマあたりも強いだろう。
そういう意味で、今回タルモツインを選択したことは偶然ではあるが、いい選択だったのだろう。タルモゴイフで地上を止めることが可能なことも純正に比べてよい点だろう。
今後はさみ親和が増えるのであれば、BGに代表されたフェアデッキはトリココントロールにとってかわられることになるかもしれない。流刑を自然にとれるトリココンはもともとツインに対しても優位なデッキであるため、メタに合致したデッキになる可能性が十分ある。
一方でBG系は古の遺恨をとれるタッチ赤型が主流になるかもしれない。
そうなるとますます殻デッキはつらくなるため、出産の殻デッキは苦戦するだろう。
また、ピンポイントなカードでは石のような静寂の価値を再考する必要が出てくるだろう。起動型能力に頼らない戦術が取れるため、以前よりも刺さらなくなる。
これからGP神戸まで1か月だが、新たなアーキタイプが見つけられない限りは親和がメタの中心になるだろう。
もともとBG系のデッキに対して強い高速展開、高クロックのアーキタイプだった親和。
弱点といえば、低タフネス、単体のカードパワーにムラがあること、息切れがしやすいことがあげられるが、それゆえに双子系のデッキにはサイド後苦戦を強いられてきた。
双子デッキは生物の除去を基本的には火力に頼っているため、ダークスティールの城塞につかずとも、はさみのついたアーティファクトに対処するのはかなり厳しくなっている。そのため序盤の展開によってはサイド後であっても双子に対して優位に立ち回ることができるようになった。
昨日のPTQでははさみ親和と4回マッチアップすることになったが、大きく分けてはさみに対する見方は二つあるように感じた。
1.追加の頭蓋囲い
親和の圧倒的火力は頭蓋囲いによるところが大きいのは周知の事実だが、従来は4枚の頭蓋囲いをもの読みで探しに行くプランが採用されていた。もの読みの枠をまるまるはさみに変えることで、ドローを打たずとも頭蓋囲いを手札に加えやすくなる。
2.横並びデッキからぶち切れ火力オールインモードへの推移
親和デッキには鋼の監視者や刻まれた勇者のような低P/Tで、やや不安定なカードがある(勇者は盤面が整っていない場ではただの2/2、監視者は横にならんでなんぼ)。それらを抜きはさみと爆片破を採用することで、より爆発力を高め、以前よりもキルターンが安定して少なくなるいわば’ニュー親和’の中核パーツとなる可能性がある。
昨日はこのタイプのデッキにダブマリのはさみ親和に3キルされたしほんと理不尽、あたまおかしいと思う実際。
今後はリストがさらに洗練されて、親和にも
安定性とシナジーを追求した従来型とぶち切れモードの2種類のあーきたいぷが生まれるかもしれない(それかどちらかは淘汰される。)
親和を相手取る他のアーキタイプとしては最速2ターン目に殴ってくる破壊されない5/5や、絆魂飛行5/5に対してどう対処するかが重要になる。
簡単に対処する方法は
流刑への道、突然の衰微、装備スタック1マナ除去、四肢切断、バウンス、自然の要求
あたりがあげられる。
マナ域が上がれば、不忠の糸や青コマあたりも強いだろう。
そういう意味で、今回タルモツインを選択したことは偶然ではあるが、いい選択だったのだろう。タルモゴイフで地上を止めることが可能なことも純正に比べてよい点だろう。
今後はさみ親和が増えるのであれば、BGに代表されたフェアデッキはトリココントロールにとってかわられることになるかもしれない。流刑を自然にとれるトリココンはもともとツインに対しても優位なデッキであるため、メタに合致したデッキになる可能性が十分ある。
一方でBG系は古の遺恨をとれるタッチ赤型が主流になるかもしれない。
そうなるとますます殻デッキはつらくなるため、出産の殻デッキは苦戦するだろう。
また、ピンポイントなカードでは石のような静寂の価値を再考する必要が出てくるだろう。起動型能力に頼らない戦術が取れるため、以前よりも刺さらなくなる。
これからGP神戸まで1か月だが、新たなアーキタイプが見つけられない限りは親和がメタの中心になるだろう。
コメント
スイスではおっしゃる所のニュー親和的な動きで勝たせていただけましたが、
シングルでは旧親和の動きで簡単にさばかれてしまいましたね。
どれだけ初動が早くても捌きやすい動きはダメですね。
おつかれさまでした。
僕ははさみと頭蓋囲いは結構役割が違うと思ってるので、追加の頭蓋囲いというよりは勝ち筋の増加みたいな感じで考えてます!
昨日初めてはさみの恐ろしさを体感しました。
すぐに身内でシェアしたところ、すごくいいデッキだとみな口をそろえていました。
親和はいままでマイナーチェンジしかなかったですが、今後さらなる変化がありそうですね。
あ、解説記事お願いしますね。
対戦ありがとうございました。
たった4回のマッチアップでその思考ができるとはさすがです。
対戦ありがとうございました。
勝ち筋が複数用意できるのは確かにすごくいいですよね。
しかも、エンチャント戦略は今までの親和とは少し軸が違うので、対戦相手の対策手段も限られているでしょうし。。。
今後は意識されても圧倒できるさらなる進化が期待されますね。
プロツアーでは周りを燃やし尽くしてください!
とんでもないです。
モダン環境は考えても考えても終わりが見えてこないのですごく楽しいですよね。
再戦した時はお互いもっと環境への理解と実力を深めて熱い対戦がしたいものですね。